ゴミ屋敷の中にたくさんある衣服の片付け方のコツを知りたい!処分方法も紹介
お家の衣服、きちんと収納できていますか?収納スペースから溢れるほど衣服がたまっていて、処分もせずそのままにしている場合、ため込みすぎの可能性があります。そのまま片付けられず放置をしていると、いずれはゴミ屋敷となってしまう可能性もあるかもしれません。そうならないためにも今回は衣服の仕分け・整理方法、そして上手な処分方法について紹介します。
衣服がたくさんたまるとどうなるの?
生活用品の中でも、特にたまりがち&かさばりがちなものといえば、「衣服」ではないでしょうか。中にはもう着ない衣服を何年もしまいっぱなし……という人もいるかもしれません。服を整理せずに衣服をため込みすぎると、いずれはゴミ屋敷に変貌を遂げてしまう可能性や、ため込んだもののせいで健康に被害が及ぶ可能性もあります。
片付けられない=たまってしまう!
ものがたまった状態を放置していると、片付けが億劫になり、そのままどんどんものがたまっていくという負のループを辿ってしまうことがあります。片付けなければいけないものが大量にあると、片付けが億劫になるときもありますよね。
「生活に影響がないなら、そのままにしておいても良いのでは?」と思うかもしれませんが、衣服が片付けられないということは、ものがたまりやすい状態だといえます。
たまりすぎるとゴミ屋敷になってしまうかも?
服などかさばりやすいものは、自ら処分しない限り、その場にずっと留まったままです。これが何年も蓄積されると、収納スペースの許容量を超え、ものが散乱することも考えられます。汚部屋やゴミ屋敷と呼ばれてしまう状態なるかもしれません。
ゴミ屋敷は心身に影響を及ぼすことも……
「家の中にゴミが溢れていても別に気にならない」という人もいるかもしれませんが、汚部屋やゴミ屋敷は住人の体と心の健康に影響することもあります。例えば、たまったホコリやチリがハウスダストの原因となりアレルギーを発症してしまったり、放置したゴミから発生する悪臭やガスなどによって呼吸器の病気にかかってしまったりする危険性もあります。
また、ゴミをため込んでしまうという行動は「ため込み症」という精神的な病気の原因ともいわれており、心にも良くない影響を与えてしまうことがあるようです。
心身に影響があると、日常生活を健康的に送ることが難しくなります。
ゴミ屋敷にならないように片付け&処分をしよう!
衣服は毎日着るものなので、必要な枚数や種類も多く、どうしても量が増えてしまい、収納に困ることもあるでしょう。
収納スペースから溢れた分をそのまま放置しておくとものをため込みすぎてしまい、いずれゴミ屋敷になってしまう可能性もあります。汚部屋やゴミ屋敷への第一歩としないためにも、まずは片付けを始めてみましょう。
衣服の上手な片付け方&仕分け方のコツが知りたい!
衣服の片付け方や手順、仕分け方のコツについて見ていきたいと思います。やり方をマスターすることで、片付けがスムーズに進みやすくなりますよ。
まずはある衣服を全部出して並べる
自分が持っている衣服の種類と量を把握するところから始めましょう。クローゼットや洋服タンスから、持っている衣服を全て出し、床に広げて並べます。複数の衣服を並べて一挙に見ることで、「首元がヨレている」「毛玉がついている」「同じようなデザインの服が多い」など服の状態や枚数を把握できると同時に、必要かそうでないかが判別しやすくなります。
枚数が多く全ての衣服を並べることができない場合は、トップス・ボトムスなどの種類ごと、10枚・20枚などの枚数ごとに並べても良いです。
分け方のコツ①3種類に分ける
衣服を床に並べたら、今度は衣服を「必要」「不要」「保留」の3種類に分別していきます。種類ごとに大きめの段ボールやビニール袋を用意し、その中に1枚ずつ判別しながら衣服を入れていきます。
分別するときは即断即決が基本です。判断に迷ったときは、ひとまず「保留」カテゴリーに入れておき、後ほど改めて見て判断しましょう。
分け方のコツ②2年着ていない衣服は処分
2年以上着ていない服が出てきた場合は、迷わず「不要」カテゴリーに分別するのもアリです。流行りのデザインなどは2年経つと流行遅れとなってしまうこともありますし、2年着ていないということは、今のあなたにはそれほど必要な衣服ではないのかもしれません。衣服には耐用年数というものがあり、Tシャツやズボンなどは2年くらいが使用の目安とされています。
耐用年数を基準に、処分する期間を決めるのも良いでしょう。もちろん、親の遺品の着物など「これだけは捨てたくない!」というものは、大切にしまっておいてくださいね。
分け方のコツ③収納スペースの上限を知る
衣服の分別と同時にしてほしいことが、収納スペースの許容量を把握することです。収納スペースには限りがあるため、どれくらいの量なら収納可能かを知ることで、詰め込みすぎや今後の買いすぎを事前に防ぐこともできます。シャツなら10枚、スカ―トなら5枚……というように、収納する枚数を衣服ごとにあらかじめ決めておくのも手です。
衣服を整理しよう!上手な収納方法とは?
衣服の量の把握と「必要」「不要」「保留」の3つのカテゴリーへの分別が終わったところで、次は整理をしながら、実際に収納スペースへしまっていきましょう。手順やコツを知っておくことで、スムーズに片付けられるはずですよ。
まずは出番の多い衣服から収納しよう!
3つのカテゴリーの中で「必要」に分類したものから収納しますが、まずは「出番が多い衣服=よく着る衣服」からしまっていきましょう。必要な服の中には、毎日羽織る上着や毎年シーズンになったら必ず着る衣服があるはずです。
よく使うアイテムの収納する場所を最初に確保することで、出番が多いお気に入りの衣類が収納スペースに入らない……ということもなくなるでしょう。
空いているスペースに「保留」分をしまう
次は「保留」に分類した衣服を、空いているスペースに収納していきます。収納するときのコツは、無理に押し込まないことです。あくまでも、スムーズに入る分だけをしまうようにしましょう。溢れてしまった分は、再度「いる・いらない」の判別を行い、とっておく枚数や量を減らしてから収納してください。
ハンガーにかけられるものはクローゼットに
クローゼットに収納できるようであれば、ハンガーにかけて「吊るす」収納がおすすめです。コートなど厚手の上着はもちろん、シワをつけたくないシャツやスカートも吊るしてしまいましょう。
洗濯後に乾かしてから、ハンガーにかけた状態でクローゼットにそのまましまう方法なら、畳む手間が省けますし、シワになりにくいというメリットがあります。ハンガーにかけることで自分がどんな衣服を持っているのかも一目瞭然です。
シワになりにくいものは丸めて収納
Tシャツや靴下など柔らかい素材でできている衣服は、「丸める」収納を採用すると引き出しにしまいやすくなります。引き出しの深さと収納する衣服の幅を揃え、くるくると丸め、立てて収納するだけです。重ねず丸めることで、どんな衣服が入っているのかが一目で分かり、取り出しやすいという利点もあります。
小物はかける・立てる収納で!
カバンや帽子などの小物類は、フックが複数ついた専用のラックハンガーを活用し、クローゼットにかけて収納するのも良いでしょう。普段使わないカバンはクローゼットの上部に立てて収納してもOK!「支えがないと倒れてきそう……」という場合は、100均などで売っている書類ケースに入れることで、転倒を防ぐことができます。
衣服を処分したい!方法や手順は?
さて、ここまでで「必要な衣服」「保留にしていた衣服」の整理・収納について見てきました。あとは「不要」に分別した衣服を、適切な方法で処分しましょう。方法や手順を紹介します。
処分するときはまず分別をしてから
ゴミとして出す前に、まずはリサイクルしやすいよう分別を行ってください。装飾がついている衣服などは、パーツを取り外してから処分します。
自治体の処分方法に従って処分しよう
衣服はリサイクルが可能なため、「資源ゴミ」に設定している自治体が多いようです。「燃えるゴミ」として出す場合や、自治体によっては「燃えるゴミ」の名称が違う場合があります。
自分の住んでいる地域のゴミの分別方法や処分方法について、事前に調べておくようにしましょう。収集日や出し方などが不明な場合は、自治体のホームページなどに記載されていることが多いので、一度チェックしてみてくださいね。
リサイクルショップに持ち込むのもアリ
状態がきれいな衣服は、ゴミとして出す前に、衣類の買い取りをしてくれるリサイクルショップに持ち込むのも良いでしょう。
ただし、修繕が必要な部分がある・シミなどの汚れが目立つものは買い取り不可、もしくは価格がつかないお店がほとんどです。ボタンのくすみなど、簡単に落とせそうな汚れは事前に落としてから持ち込みましょう。
フリマアプリを利用しても
「リサイクルショップに持ち込むのが面倒……」という場合は、フリマアプリを活用して売ることもできます。フリマアプリでは、自分では価値が分からないものも、思わぬ形で高値がついて売れることもあるようです。
見映えの良い写真を撮ったり、しっかりとした説明文を書いたりと、魅力的な商品に見せると買い手がつきやすくなるでしょう。ただし、フリマアプリでは個人と個人での取引となるため、特に金銭トラブル(代金が振り込まれないなど)に巻き込まれないよう注意してくださいね。
プロの業者に頼んでもOK!
「リサイクルショップもフリマアプリも、やっている時間がない!」というときは、不用品回収サービスを展開している専門業者に依頼するのもアリです。回収だけなら無料という業者もありますが、分別や処分には費用が発生する場合もあります。
しかし、一連の作業を全てお任せできるため、仕事などで忙しい人には最適でしょう。
まとめ
衣服は意外と収納スペースの多く占めるため、毎年捨てずに買い足していくと、どんどんとかさばっていきます。あまりに増えすぎると収納スペースに収まりきらず、片付けられなくなってしまい、ゴミ屋敷の第一歩となってしまうこともあります。
そんなときは、今回紹介した仕分け方法や処分方法などを参考に、収納スペースのスリム化を図ってみてください。