家の顔でもある玄関にある靴箱の臭いが気になる、なんてことはありませんか?利用頻度が高く臭いやすい場所だからこそ、消臭対策は必須です。今回は、靴箱の嫌な臭いの原因と対策について詳しくご紹介します。靴箱の臭いが気になる人は必見ですよ。
靴箱から漂う嫌な臭い…靴箱の臭いの原因は?

靴箱から漂う何とも嫌な臭い、お悩みの方もいるのでは?この臭いにはさまざまな原因があります。まずは、靴箱が臭くなる原因について押さえていきましょう。
靴箱の臭いの原因①靴の湿気
まずひとつめの原因は、靴箱に収納された靴の湿気。履いたあとの靴から繁殖したカビや雑菌が繁殖し、嫌な臭いが発生します。靴箱はあまりスペースがないことも多く、臭いがこもる環境が整っている上、扉を閉めることで通気性もなくなり、嫌な臭いが発生しやすい条件が整った場所。
そこに靴を収納することで、臭いが気になりやすくなってしまいます。
靴箱の臭いの原因➁靴箱内の収納板
臭い靴を靴箱に収納することで、中の収納版に臭いがついてしまうこともあるでしょう。板に湿気や汚れがつくことで、カビや雑菌が増えやすい場所となってしまいます。一度ついてしまった臭いは、原因である靴がなくなっても残り、靴箱そのものの臭いとなって悪臭を放ち続ける可能性もあるでしょう。
靴箱の臭いを予防する方法が知りたい!

玄関を開けてふんわりと嫌な臭いが漂う状況は、何としても避けたいところです。靴箱が臭わないようにするためには、どんな方法があるのでしょうか。予防方法について解説していきます。
履いた靴は風通しの良い場所で陰干ししてから片付けて
足から出る汗は、多い人でなんと1日でコップ1杯程度!汗の染み込んだ靴をそのまま靴箱に入れると、湿気の原因になってしまいます。靴を片付けるタイミングは、風通しの良い場所で陰干ししてからが正解。直射日光の当たる場所は、劣化や変色の原因になることもあるため、避けておきましょう。
靴の中を拭いておくと◎
足の裏には菌がたくさんいて、汗や垢が加わることで悪臭の原因になることもあります。繁殖を抑えるため、アルコールを含んだ布などで靴の中を拭いておくと、効果的でしょう。市販の消臭スプレーをかけておくのもおすすめです。
靴箱には除湿シートを敷こう
湿気対策として、靴箱には除湿シートを敷いておくのがいいでしょう。靴から出る嫌な臭いが収納板につくのを防ぐ効果もあります。靴をそのまま靴箱に置くのを回避できるため、汚れ防止という側面もあるでしょう。消臭効果のある消臭シートを使うのもおすすめです。
靴箱は定期的に掃除と換気をして
湿気のこもりやすい靴箱は、定期的に掃除と換気をするのがベスト。換気は週に1回程度、掃除は半年に1回程度が目安です。晴れた日や玄関を使わない時間帯を狙って扉を開けっ放しにするなど、こまめな換気が臭い対策につながります。
いらない靴は処分しよう
靴箱に靴を詰め込みすぎていることが、臭いの原因になっている可能性も。靴をパンパンに詰めることで空気の通り道がなくなり、湿気が溜まりやすくなってしまいます。収納する靴の量を最小限に抑えるだけでも、嫌な臭いを抑えることができるかもしれません。不要な靴が靴箱に眠ったままになっているなら、一刻も早く処分しましょう。
靴箱掃除の手順は3ステップ!

続いてご紹介するのは、靴箱掃除の方法。正しい方法で掃除することも、臭いを取る大事なステップになるはずです。
靴箱掃除の手順①靴箱の中身を全部出す
まずは、靴箱の中身を全部出すことからスタート!風通しの良い場所に新聞紙を敷き、靴を陰干ししておけば、靴箱の掃除をしている間に靴の湿気も飛ばすことができるでしょう。
靴箱掃除の手順②ほこりを取り除き拭き掃除
空っぽになったら靴箱の中の砂やほこりを取り除きましょう。ほこりは角に溜まっていることが多いため、四隅までしっかりきれいにしておきます。ほこりや砂がなくなったら、除菌効果のあるエタノールを含ませた雑巾で拭き掃除。収納棚の上だけでなく、側面や裏側、扉と、隅々まで拭いておきましょう。
靴箱掃除の手順③しっかり乾かしてから靴を戻す
拭き掃除をしてすぐに靴を収納するのではなく、扉を開けたまましばらく放置し、靴箱の中をしっかりと乾かします。靴を戻す際は、靴と靴の間にスペースを作ることを意識。靴箱がいっぱいになるなら、このタイミングで履いていない靴の断捨離をするのもいいでしょう。
靴箱がキレイになったら消臭しよう!おすすめの消臭剤は?

靴の臭いの予防にプラスしたいのが、臭い取り効果のある消臭アイテムです。靴箱の嫌な臭いを手っ取り早く消してくれる強い味方でもあります。掃除をしたあとは消臭剤を使って、しっかり対策しておきましょう。
市販の消臭剤
とにかく臭いを取りたいなら、置いておくだけで効果のある市販の消臭剤がいいでしょう。ドラッグストアやスーパーなどで、たくさんの種類の消臭剤が販売されています。香りでごまかすものではなく、消臭機能の有無を確認して選ぶのがポイント。交換時期が分かりやすいものを選ぶのもおすすめです。
アロマオイル
お好みのアロマオイルの香りで玄関を癒やしの空間にするのもいいでしょう。アロマオイルの中には消臭効果が期待できるものもあるので、それを選ぶのがおすすめ。使い方も簡単で、アロマストーンなどにアロマオイルを垂らし、靴箱の上に置いておくだけです。玄関に入ったときにふんわり香るアロマに、嫌な気分も吹き飛びそうです。
重曹やコーヒーのでがらし、保冷剤などで手作りする方法もある
消臭剤を手作りするのもひとつの方法。ダイソーをはじめとする100均でもそろう材料で作ることもできますよ。湿気を吸収したり消臭したりしてくれる重曹は、消臭剤にも使えます。容器に重曹を入れてラップをし、フォークで空気穴を開けるだけ完成です。アロマオイルを垂らして香りをつけるのもおすすめです。
臭いを吸着する効果のあるコーヒーのでがらしもいいでしょう。耐熱皿に広げ電子レンジで3分ほど加熱して水分を飛ばせば、あとは重曹と同じように使えます。ただし、重曹ほど効果が長く続かないため、定期的に取り換えましょう。保冷剤の中に入っている高吸水性ポリマーにも、臭いを吸着する効果があります。使えるのは溶けるとジェル状になるもの。
こちらも容器に入れて置いておくだけです。消臭効果のある備長炭をそのまま置いておくのもいいでしょう。
消臭剤を置く場所はどうする?
嫌な臭いは空気よりも重いため、下に溜まる傾向にあります。そのため、消臭剤を置く場所は、靴箱の一番下がベスト。それに対して香りを楽しむアロマやお香は、鼻の高さに近い場所にあると香りを感じやすくなります。目的に応じて置き場所を調整することで、より効果的に活用することができるでしょう。
自分で対応しきれない靴箱の臭いはプロに相談しよう!

靴箱自体に臭いが染みついている、掃除する時間が取れない、そんなときは清掃業者に依頼するのもひとつの方法です。
清掃業者に依頼して臭いのもとを排除する方法も!費用相場はどのくらい?
染みついた臭いを何とかしたい、なかなか掃除の時間が取れない、そんなときは清掃業者に依頼するのもいいでしょう。かかる費用や対応箇所は選ぶ会社や靴箱の大きさなどによっても異なりますが、玄関クリーニングは3,000円~10,000円程度、下駄箱除菌消臭クリーニングは5,000円程度が相場価格です。
一度プロに依頼して徹底的に掃除してもらうことで、今後もきれいな状態をキープしやすくなるかもしれません。
靴箱掃除を依頼するときの清掃業者の選び方は?
靴箱掃除を依頼する清掃業者は、複数の会社に見積もりを出してもらうのがおすすめ。価格はもちろんのこと、見積もりの分かりやすさやスタッフの対応などを比較検討して決めましょう。
まとめ
玄関は家の顔なので、ドアを開けたときに靴や靴箱から嫌な臭いが漂うとげんなりしてしまいます。靴箱の臭いを解消するには、靴と靴箱両方の対策が必要です。定期的な換気や掃除で、きれいな状態をキープしましょう。また、自分で対応できないときは、プロに頼って臭わない靴箱を手に入れるのもおすすめです。