ベランダに「不用品をとりあえず放置」でゴミ屋敷化!片付けのコツと業者に依頼するメリット
長期間見て見ぬふりをしたり、不要なものをため込んだりすることでゴミ屋敷化したベランダ。ものが乱雑した状態で放置していると、ひどい場合には悪臭や害虫が発生する原因となります。できることならキレイに片付けたいですよね。今回はベランダの片付け方のコツと手順、業者に依頼する場合についてご紹介します。
意外と多い?ベランダに不用品を置いてしまうその理由
ベランダにゴミをためてしまう人、意外と多いようです。気がついたらベランダにゴミがあふれており、そこからゴミ屋敷化してしまうなんてことも!なぜベランダに不用品がたまってしまうのか、その理由について確認していきましょう。
ベランダに「とりあえず」置いてしまう
「部屋の掃除をしたあと、ゴミを出すタイミングを逃してしまった」「不要品だけど捨てるのが面倒で目の届きにくい場所に放置した」など、部屋に不要なものをとりあえずベランダに置いてしまうこと、意外に多いのではないでしょうか。
特にベランダに放置されやすいゴミは、以下のようなものが多いようです。
- 家電
- 家具
- 仕分けしにくい細かな不用品
家電や家具といった大きなものは、処分の方法にも迷いますし、移動させるのも一苦労なため、気軽に置いておけるベランダに放置してしまいがちになります。
ベランダなら嫌な臭いが気にならない
忙しくてゴミ回収日に出すのを忘れてしまった場合、ゴミ袋を次の回収日までベランダに置いているというケースもあるかもしれません。ゴミを部屋の中に置いておくと嫌な臭いが気になることもありますが、外であるベランダなら気になりにくいのも、理由のひとつ。カーテンをしてしまえば、外にあるゴミも気になりにくくなります。普段の生活で目にすると嫌になるものは、見えなければ気にならないという心理的要因も、ゴミをベランダに放置してしまうことにつながるようです。
ベランダに不用品がたまると生じるリスク
ベランダに不用品がたまると、どんなリスクが生じるのでしょうか。詳しく確認していきましょう。
腐ったり風化したりと手をつけづらくなる
雨風に長くさらされた不用品は、腐敗していたり風化していたりと、汚れがひどくてとても不衛生です。虫が発生している可能性もあり、触りたくない状態になることは想像に難くありません。ちょっとだけのつもりが、一度外に出してしまったが最後、片付けるのに躊躇してしまう事態に陥ります。
避難経路がなくなってしまう
マンションやアパートの場合、ベランダは火災など非常事態の際の通り道に想定されています。ベランダにゴミがたまり通り抜けできないとなると、避難経路が絶たれてしまうことと同意です。また、居住している部屋によっては他の住民にも被害が及ぶケースもあります。上の階の住民が降りてきたのに、ゴミのせいで逃げ遅れたといったことにならないためにも、避難経路をふさがないようにしましょう。
悪臭が発生する
生ゴミをベランダに放置しておくと、腐敗して悪臭が発生することもあります。はじめのうちは窓を閉め切っていれば被害はないかもしれませんが、悪臭が強烈になると部屋の中まで臭う可能性も。もちろん、周囲に住む人に対しても迷惑をかけてしまいます。
害虫やネズミ、ハトの住処になる
生ゴミを放置することで、ベランダにハエやゴキブリが発生したり、ネズミやハトの住処になってしまったりすることも考えられます。それらを狙って他の動物が寄ってきたり、フンでベランダが余計に汚れ、手をつけられなくなってしまったりするかもしれません。
隣人や管理人とのトラブルの原因になることも!
「ベランダにゴミがたまっており、悪臭や害虫などが発生している」となると、隣の家の人にも影響を及ぼしてしまいます。マンションの管理人に迷惑をかけることにもつながります。反感を買う、文句を言われるなど、トラブルの原因になることもあるでしょう。
ゴミ屋敷化したベランダを片付けよう!押さえておきたいコツは
一念発起して、不用品でいっぱいになったベランダを片付けましょう。ゴミ屋敷化しているのがベランダだけなら、範囲が限定されているため、自分でも片付けすることができるのではないでしょうか。片付けの手順を見ていきましょう。
ベランダ片付けのポイント①道具を準備しよう
準備なしに片付けに進むのはNGです。
事前に用意しておきたいのは以下の道具です。
- 害虫駆除剤
- 蚊取り線香
- ゴミ袋
- 掃除道具
- マスク
- ゴム手袋
害虫駆除剤は、霧状タイプとスプレータイプの両方を用意しておきましょう。蚊取り線香は、コバエを弱らせたりゴミから発生する悪臭を和らげたりする効果があるため、掃除中に焚いておくのがベスト。ベランダから部屋へ害虫が侵入しないための忌避剤も有効です。
ベランダ片付けのポイント②ゴミ回収日を確認!
ベランダのゴミをまとめても、すぐに出せないと意味がありません。すぐ捨てられる状況にしておくため、ゴミ回収日やゴミ処理センターの受付時間を確認し、掃除決行日を決めましょう。家具や家電など、大型のゴミが多いなら、軽トラックやライトバンなどを用意しておき、そのままゴミ収集所やゴミ処理センターに運ぶための手段を整えておくとスムーズです。
片付けの手順①害虫駆除
片付けの前日に霧状の殺虫剤と忌避剤を使い、害虫駆除をしておきます。近隣の迷惑になりそうな場合は、霧状の殺虫剤は避け、スプレータイプの殺虫剤をまいておきましょう。片付け当日には蚊取り線香を焚き、ベランダに吊るした状態で片付けを進めていきます。
片付けの手順②仕分けして捨てる
ベランダに放置しているものは、もう一度家の中で使おうとは思わないはずです。基本的に全てゴミとし、殺虫剤を片手にスタンバイさせながら、大きいものは車に乗せる、小さなものはゴミ袋に入れるなど、どんどん仕分けしていきましょう。時間が空くと辛くなってしまうため、一気にやってしまうのがポイントです。
片付けの手順③ベランダの掃除
不用品がなくなったら、最後に掃除をしてベランダをキレイな状態にしていきましょう。菌があることも考えられるフンは、消毒用エタノールなどをかけ、ふやけた状態になったら雑巾などで拭き取ります。床には小さくして濡らした新聞紙をまき、それをほうきで掃くことで、ほこりや髪の毛といった小さなゴミを取ることができます。
水を流しても問題ないなら、中性洗剤とデッキブラシでこすり洗い、水を流せない場合は、重曹などでこすり洗いし、その箇所のみペットボトルなどで水をかけ流しましょう。最後に、排水溝周りのゴミを取り、排水口に重曹とクエン酸水をかけてから、歯ブラシなどでこすり洗いして掃除完了です。
業者に依頼すれば確実・簡単に!
自分でやるのは大変!時間がない!そんなときは業者に依頼して、確実に、そして簡単にベランダをキレイにするのがいいでしょう。ベランダ掃除を業者に依頼するメリットについて確認していきます。
ベランダの掃除を業者に依頼!メリットは
- 大量のゴミで1人ではどうにもならない
- 忙しくて掃除をする時間が確保できない
- とにかく早くどうにかしたい
- 害虫が発生した
などといった人は、業者への依頼を検討しましょう。お金はかかりますが、不衛生なものを触ったり大変な分別作業をしたりする必要もなく、短時間で確実にキレイにすることができます。
依頼する前には複数の会社で見積もりを出してもらおう
ベランダ掃除の価格は、ゴミの量やベランダの面積によっても、また依頼する業者によっても大きく異なり、一概には言えません。だからといって、1社だけで決めてしまうのは避けておきたいところ。複数の会社に相談し見積もりを出してもらったり、スタッフの対応を見たりして、依頼する業者を比較検討するのがおすすめです。
まとめ
ベランダは、ついつい不要なもの置き場として使ってしまいがちな場所。しかし、雨風にさらされた不用品は、あっという間に汚くなってしまい、手をつけにくくなってしまいます。ベランダからゴミ屋敷化してしまうリスクもあるため、いち早く片付ける必要があるでしょう。自力での片付けが難しい場合には業者に依頼し、キレイなベランダを取り戻してください。